こんにちは田中さおりです。
私が残業が当たり前のブラック企業に勤めていた頃、
この環境から何とか抜け出したいと考えて、
「どうせ一生働かなきゃならないなら、少しでも自分の好きな分野を仕事にしよう」
そう思い直し、資格の勉強やらをしようとした経験があります。
けれど三日坊主どころか、勉強すら始める事ができませんでした。
理由は簡単…
仕事が終わって家に帰ってきたら、
心身共に疲れすぎて何もしたくない病に陥っていたからです。
仕事中:
「もう無理、辞めたい、よし帰ったら資格の勉強してサッサとこの会社辞めよう!」
帰宅:
「疲れた、だるい、何もしたくない。サッサとご飯済ませて寝てしまおう…。」
延々とこのループを繰り返していました。
もう会社で体力も精神力も吸い取られ過ぎて、新たに行動する気力なんてものは1mmも残っていませんでした。
今思うと、ウツ状態だったのでは?と思います。
ウツまでいってなくても、間違いなく心身共に危機的状態ではありました。
けれど当時の私は、
そんな己の状態を「甘え」と断じ自分を責め続けていました。
- 働くのが辛いのはみんな同じ、甘えるな!
- そんなことを言い訳にして勉強しないのはただの言い訳だ!
- 世の中仕事を選べない人すら山ほどいる、それに比べればよっぽど恵まれている
こう自分で自分を説教し、
悲鳴を上げていた心身にムチ打つ強引なやり方で転職することは出来たものの、
結果として
前の職場よりも最低な職場環境になるという悲劇に見舞われました。
この運の悪い末路を機に、
「あぁもう働くことそのものから解放されたい」
「楽になりたい」
そういった気持ちがより一層強くなりました。
今では当時と全く違う働き方をし、
その状態から解放されましたが、当時を思い出すと未だに胃が痛くなります。
この記事では、当時の私と同じように、
「仕事辞めたいというのは甘えなのか?」
そう思い悩んでいる人に向けて、
- 仕事を辞めたいは甘えじゃない理由
- その悩みは転職や休職で解消されるものなのか?の見極め方
- 転職や休職で解決不可能な場合に強く勧めたい、楽なお金の稼ぎ方
を、この記事では伝えて行きます。
仕事を辞めたいのは甘えでも何でもない
“仕事を辞めたい”と一言漏らせば大抵、
「そんなのみんな同じ」
「それは甘え」
そう返ってきます。
ですが、日本人の働き方というのは世界から見ればそもそもが異常なわけです。
「甘え」と断じる人はそれを分かってて言ってるのかなぁと私は疑問に思ってしまいます。
日本では「当たり前とされている働き方」というものがどれだけ異常かは簡単に幾つか挙げると、
- 長時間労働が多すぎる
- 有給取得日数および取得率が低すぎる
- 働き方の自由度が低くサービス残業が多い
- 転職は日本ではネガティブ、海外ではポジティブに捉えらえる
- 税金は上がり続けているのに、初任給は平成初期とほぼ変わらない
こういった事が挙げられます。
上記がいかに異常な事態であるかの詳細は、この記事の最後に別記事を案内してるので興味ある方は一読してみてください。
とにかく言えることは、
・日本の労働環境は異常ということ
・「仕事辞めたい」とならない方がおかしい
ということです。
働く意欲なんて湧くわけもないし、ストレスも溜まる一方です。
そして溜まったストレスを、
内に溜め込む人はウツになり、
外に吐き出す人は他人を攻撃してウサ晴らし。
そういった悪循環が今の日本の社会では蔓延っています。
この状況を「甘え」と断じ、
「日本ではそういう決まりなんだから文句言うなら日本から出てけ」的な事を言う人の方が、
私には狂気に思えますし、完全に感覚がマヒしてしまっているんだなと思ってしまいます。
「仕事辞めたい」はそもそも転職や休職で解決できるものなのか?
「仕事辞めたい…」となった時に、
その原因が、
- 労働環境の不満
- 人間関係
- 仕事へのプレッシャー
- 仕事内容がつまらない
- 頑張っても評価してもらえない
- 自分や会社の将来の不安
- 働くこと自体が辛い
など、どういったものから来ているかで対策は当然変わってきます。
ここをまずは特定しないと、
転職や休職をしても同じ事態に陥ってしまいます。
(ちなみに私が会社員時代だった頃は、上記全てに当てはまりましたが…w)
上記に挙げたのは大まかな一例に過ぎませんが、
個人的に最も根深い問題だと思うのが、
「自分や会社の将来の不安」
「働くこと自体が辛い」
のように思います。
この2つは転職しようが休職しようが、
言うまでもなく労働というものをする限り一生ついてくる問題です。
私は上記全ての項目に当てはまってはいましたが、
一番の原因はきっと、
・労働環境の不満
・人間関係
この2つが根本の問題だと自分では思(い込んで)っていたので、
上記でお話した通り転職という選択をしました。
結果的に転職先がもっとブラックな会社だったというオチにはなりますが、
その時に思ったのが、
「もう1回転職したとして、今度はホワイトな会社に勤めることができたとしたら”仕事辞めたい”は解消されるのか?」
そう自問しました。
出た答えとしては、
「いや…なんかもう働くこと自体がしんどいな」
…でした。
世間の多くの”ちゃんとした常識人”からしたら、
「甘えるな!」
という説教が飛んでくる結論が自分の中で出たわけですが、
思い切って「転職」という選択を一度してみたおかけで、
10代の初バイトの頃から常に付きまとっていた
「仕事辞めたい…」
の根本原因は明確に認識することができました。
もうくっきりはっきりと言ってしまえば、
「私はもう働きたくない」
ということですw
「考えないようにしてたけど、働くなんて辛いことばっかりじゃん」
「仕事ってなんでこんなストレスばっかりなの?」
「仕事が楽しい人なんて本当に存在するの?」
根本問題を認識した途端、
怒涛のようにこれまで溜め込んでいた負の感情が溢れ出ました。
もし一度も転職や休職をしたことがない場合は、
個人的にはこれらを一度経験してみた方が良いと思います。
賛否あるとは思いますが経験してみないことには、
転職や休職で“仕事辞めたい病”を克服できるのかは判断しにくいところなので。
転職や休職で克服できるなら、それはそれで良いわけですから。
もちろん年齢や職種によっては、
そのまま今の職場にい続けた方が良い場合もあるとは思います。
そういった場合でも、
下記で紹介する働き方であれば対策のしようがあるので、一読してみてください。
もはや転職や休職では解決しない場合の働き方
かつての私と同じように、
「もう働くこと自体がツライんです」
という人は、働き方そのものを変える必要があります。
働き方そのもって何だよって話かと思いますが、
会社員でもパートタイマーでもアルバイターでも
「働く」ということを辛くてもみんな頑張るのは
“お金”というものを得るためですよね。
生きていくためにはお金が必要、
そしてお金を得るためには働くということをしなくてはならない。
だからみんな歯を食いしばって仕事を頑張るわけです。
当たり前のことをドヤ顔で言うな!とヤジが飛んできそうですが、
言ってしまえばお金というものを、
過酷な労働なしで安定して得ることが出来るなら、
無理してツライ会社勤めなんてものをする必要はそもそもないわけです。
「そんなのみんな思ってる」
「それが出来たら苦労しない」
そう更にヤジが飛んできそうですが、
では、
みんなそう思っているにも関わらず、
どうして仕事で心身を病む人が後を絶たず増える一方なのか?
それは上記の、
「日本では当たり前とされている働き方の異常さ」
のところの項目の一つでもある、
働き方の自由度が日本ではまだまだ低いというのが一つの要因としてあると思います。
他人が生み出す仕事に従事するのではなく、自分で仕事を生み出しお金を得れば良い
世の中のあらゆる仕事というのは、
当たり前ですが勝手に湧いて出てくるわけではありません。
誰かが生み出した仕事を、
誰かが手伝い・あるいは引き受けてこなしていく。
そうして世の中の仕事というものは回っていく訳ですが、
問題なのはそれが人によってはひどくツライものであるということ。
のであればシンプルに、
自分で仕事というものを生み出せば良いのです。
言うなれば、
経営者の仕事をするということです。
経営というと人を雇わなくてはいけない
ハードルの高いものに思いがちですが、必ずしもそうではありません。
個人事業主、フリーランス、言い方は色々とありますが、
一人でもそういったことで稼いでいくことは可能です。
「もったいぶって結局、起業を勧める記事か」
もしかしたらそう思ったかもしれません。
ですが、
・金持ちと結婚
・親の財産がふんだんにある
・宝くじが当たる
そんなラッキーなことでもない限り、
そうそうお金の心配も一生せず働かなくても済む方法なんて、ゴロゴロと転がっている訳ではありません。
私もかつては、
「3億円当たったらなぁ」
「日本でもベーシックインカムが導入されないかなぁ」
なんて夢想を昔はよくしたものですが、
確率の低い夢を見たり、
法律が変わることを期待してじっと耐えるのでは、
「仕事辞めたい」
「でもこれって甘えなのかな?」
という苦悩は一生解消されません。
私は起業というものをして、
仕事のストレスというものから解放されました。
私が起業に至った経緯は仕事のストレスだけではなく、
親の借金をどうにかしたかったという動機も強くありましたが、
今思うのは、
「もっと早くこの選択肢を知りたかった」
ということです。
個人事業主やフリーランス、
それらを言葉では知ってはいても、
自分には無縁なものと思っていましたし、
安定のないギャンブル性の高いものだとも思っていました。
けれど
いざ自分でやってみて分かったのは、
自分で仕事というものを生み出すというのは、
それほど難しいものでもギャンブル性のあるものではないという事です。
自分で仕事を生み出すということはすなわち、
自分で自在にお金を生み出すことと同じなわけです。
どれだけツラくてもみんな仕事を辞められないのは、
上記でも書きましたが「働かないとお金を得られない」からです。
そしてもう一つ、
「それが生きるにおいて一番安全な選択」だと思っているのも大きいでしょう。
それは1側面だけから見れば正しいとは思います。
終身雇用というものが当たり前の頃の時代であれば、安全な選択だったでしょう。
けれど、
今はもうそんな時代ではとっくにない事は、多くの人が分かっている事です。
コロナ以降は特に、
いつ自分の勤め先が倒産したり、クビになるか分からない不安を抱えながら働いている人は大勢います。
「仕事辞めたい」から解放されるには、結局のところ”生み出す側”に回るのが一番手っ取り早い
そしてどんな不況な時代においても、
絶対に食いっぱぐれることのない立場の人間というのが必ずいます。
それが「仕事というものを生み出せる人間」です。
現在の、
・資本主義社会
・貨幣経済
これらは天変地異でも起きて文明が崩壊でもしない限りは、そうそう壊れるものではありません。
働くというものからは中々逃げられないのであれば、
いっその事それを認めてしまって
“生み出す側に回る”のが最も良い選択だと私は自分の経験も踏まえて強く思います。
なぜなら、
人間というものが存在し続ける限りは、
必ず”欲”というものが同時にあり続けるからです。
欲があればそれを満たすための商品やサービスというものを、人は絶対に求めます。
実際に世の中の多くの商品やサービスは、
生活必需品に関するものばかりではなく、
「こんなものがあったらいいなぁ」
という、人間の欲が発端で生まれているものがたくさんあります。
音楽や芸術、エンタメなんかが良い例です。
これらは“生きる”という点だけで見れば必要なものではありません。
音楽を1日1曲聴かなければ死んでしまう訳ではないですから。
でも、
人生の充実度という点では、これら娯楽というものはとても大事な要素です。
つまりは、
欲を満たす・需要があるものというのは何でもお金に変わるのです。
欲を満たす・需要があるものを生み出すのは、
今やパソコン1台あれば個人でも簡単にできる時代です。
ただし一つネックを挙げるとすれば、
それを実行する際には、
マネタイズスキルというものを勉強し身に着ける必要があるということ。
欲や需要を満たす商品を作れるのと、
その商品を売るスキルは別ものだといういうことです。
けれど、マネタイズの勉強と言っても決して難しいものではありません。
その気になれば、1ヶ月もあれば基礎を身につけることが出来ます。
基礎だけでも十分に
“自分で仕事というものを生み出しお金を生み出す”
ということは可能です。
そしていきなり起業なんてものをしなくても、
まずはお小遣い稼ぎ的に副業として実験的に試すこともできます。
仕事辞めたいしツライけど、
今の仕事をどうしても辞められない。
そういった事情やジレンマを抱えていたとしても、ネット環境とパソコンさえあれば可能です。
そこで副業的にコツコツやって、収入が増えて、軌道に乗れば、
それ一本で最終的にはやっていく選択を取ることだってできます。
まとめ
「仕事辞めたい」
「でもこれって甘えなのかな?」
そう思い悩んでいる人に言いたいのは、
それは決して甘えなんかじゃないということです。
仕事というのは本来、
人生というものをより充実させるためにあるものであって、
苦しむためだけに存在するものであってはならない。
というのが、私の持論です。
綺麗事と言われるかもしれませんが、
人は仕事をするためだけに存在しているのではありません。
自分がやりたいこと、楽しいと思えること、充実感を味わえること。
そういったものにもっと時間を割くべきです。
とにかく私たち日本人は働き過ぎなのです。
「過労死」という言葉がそのまま海外でも通用してしまうくらい、日本人の労働問題というのは深刻です。
ですが問題とはいえ、
「働く」ということから完全に逃れ、お金の心配もする必要もないなんて状態にはそうそうなれるものではありません。
けれど、
“自分で仕事というものを生み出しお金を生み出す”
このスキルを身につけることによって
そんな状態には限りなく近くなれます。
なので、
- 転職や休職では「仕事辞めたい」は解決されない
- 今の仕事はどうしても辞められない、でも解放されたい、苦しい
そういった人ほど、
「マネタイズを学び、自分で仕事というものを生み出しお金を生み出す」
そういった働き方・すなわち起業というものを強くお勧めします。
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